介護に外国人待遇3つの死角
こんにちはスワンメディカルケア広報担当の播磨です。
いつもblogを読んで頂きありがとうございます。
政府は4月、外国人労働者の受け入れ拡大に舵を切りました。
人手不足が深刻な介護は今後5年間で最大6万人と業種別で最多の受け入れを見込んでいますが、そう簡単に実現はしないでしょう。
介護現場の「外国人頼み」には3つの死角潜んでいます。
まずは給与です
フィリピンの介護人材育成機関の幹部も「日本に送り出そうと育てた人材が欧米に流れる傾向が強まっている」と指摘しています。
同氏によると、カナダのフィリピン人介護の給与は月1600ドル(約17万8千円)とにほんと同程度だが、住居提供など待遇が良く、数年後に永住権取得のチャンスも得られます。
政府は介護分野で19~23年度にやく30万人の人出が不足すると試算。外国人の取り込みで不足分の2割程度の穴埋めを狙います。
2つ目の死角は異業種との競争です。
厚生労働省によりますと、介護職員の賃金は全産業を2割程度下回ります。出稼ぎ目的の外国人は、製造業や建設業など相対的に賃金の高い産業に流れるでしょう。
介護での就労を考えていても日本語の勉強に時間がかかると分かり、やめてしまう方々もいるでしょう。
最後に3つ目の死角です。
自治体間競争も熱を帯びていくでしょう。
東京の介護の有効求人倍率は7倍です。富山や奈良も5倍を超しています。横浜は昨夏、ベトナムの5つの学校と介護人材受け入れで覚書を結び、家賃補助など公的支援を用意しています。
海外の介護人材争奪戦はこれからが本番です。
これからは「安い労働力」という発想では外国人を呼ぼうとしても誰も来ないでしょう。
本日もblogを読んで頂きありがとうございました。