健康寿命どう延ばす
こんにちはスワンメディカルケア広報担当の播磨です。
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介護を必要とせず自立した生活を過ごせる期間である「健康寿命」。
厚生労働省がこのほど公表した2016年の推計値は男性72.14歳、女性74.79歳でした。
長い健康寿命は老後の生活の充実に繋がりますし、医療費削減にもプラスに働きます。
健康寿命をさらに延ばしていくための医療政策や長寿研究への期待が高まっています。
健康寿命と平均寿命との差は男性8.84年、女性12.35年で前回よりいずれも縮小しています。
健康寿命を延ばすことを目的にした長寿研究や調査が各地で進んでいます。
慶應義塾大学は85歳以上の高齢者、100~104歳の百寿者、さらに105歳以上の超百寿者の各集団の心身状態を追跡したり遺伝子データを集めたりするプロジェクトを進めています。
研究を通じて分かってきた事の一つが、老化と体内に生じる炎症との深い関係です。
細胞老化に伴って慢性的な炎症が生じ、運動・認知機能が低下する「フレイル」(虚弱)の原因になるといいます。
同大学は「加齢に伴う慢性炎症を抑制することによって健康長寿が実現できる」と考えています。
政府は現在2020年までに健康寿命を1歳以上延ばすことを目標にしています。
それに向けて、個人の健康管理や病気予防に活用できる医療データを集めたり、フレイルの予防策を講じたり、がん患者の遺伝子を調べて個人に合った治療薬を投与する「がんゲノム医療」を導入したり、様々な手段を導入する考えです。
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