認知症シリーズ③「その人らしさを」を取り戻すためには。
こんにちはスワンメディカルケア広報担当の播磨です。
いつもblogを読んで頂きありがとうございます。
今回も前回に引き続き「ユマニチュード」について書かせて頂きます。
「ユマニチュード」は技術であり哲学です。
人が他者と暮らすための社会環境の基盤になります。
脆弱な状況に陥り、周囲から孤立してしまった人々が他者との関係を築き、その人らしさを再び取り戻していくことを「ユマニチュード」は目指しています。
そのための手段が「ユマニチュード」の基本技術「見る」、「話す」、「触れる」、「立位の援助をする」です。
誰でも簡単にできそうであるが、実行するのはとても難しい。
私たちは自分とは違う者、知らない人、力関係に明確な差があるものに対して恐れを抱くことで、この技術をうまく使えない可能性があります。
福岡市では自治体として世界で初めて「ユマニチュード」の普及を施策に取り入れました。
4月から医療や介護の専門職、介護をしている家族に加え、一般市民を対象に「ユマニチュード」の講習会を開催しています。
将来を支える子供たちや、認知症の高齢者と接する福祉関係者の窓口の職員、救急隊にも広める計画です。
「ユマニチュード」こそ「その人らしさ」を取り戻す技法なのではないでしょうか。
本日もblogを読んで頂きありがとうございました。