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2018年6月5日

認知症シリーズ②認知症で攻撃的な人はいない

こんにちはスワンメディカルケア広報担当の播磨です。

 

いつもblogを読んで頂きありがとうございます。

 

今回は前回の記事の続きで、「ユマニチュード」について書かせて頂きます。

 

認知症の高齢者は暴力的でしょうか?

 

暴力的というのはケアしようとする時に、引っかいたり、暴言を吐いたり、拒否したりすることでケアの実施が困難となる行動です。

 

認知する能力が低下しても、人の感情は最後まで残ります。

 

不快な状況から身を守るために抵抗して、ケアする側に暴力的だと取られる高齢者の方もいます。

 

「認知症の高齢者に原因がある」と考えてしまうのは、ケアする側に「相手にとって常にいいことをしているはずだ」という思い込みがあるからです。

 

実際はそうでない事を自覚する必要があります。

 

触れる部位にも適切な順番があります。

 

看護学校や、介護学校では顔を拭くことから始めるように教わりますが、相手と良い関係を結ぶ観点から見れば間違っていると言えるでしょう。

 

顔や陰部は本当はとても敏感で、よい人間関係が構築されて、最後に触れるべきでしょう。

 

想像してください。

 

いきなり顔を拭かれたり、部屋に入るなり、おむつの中を確認されたら嫌じゃないですか?

 

認知症の人に横から声をかけても反応しない事があります。

 

視野が狭くて見えない訳ではありません。

 

見えていても、その意味を認知できていないのです。

 

だから相手の視線を正面からとらえ、できるだけ近い距離から話しかける必要があります。

 

相手が認識していない状態でケアを始めれば、驚いて抵抗するのは当然ですよね。

 

本日もblogを読んで頂きありがとうございました。

 

次回も「ユマニチュード」について書かせて頂きます。

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